「ふれる」という愛
2013,12,18 / blog

わたしの大切な人達を思い浮かべながら綴らせせていただきました。クリスマスに贈らせて頂きたいそんな素敵な詩と出逢いました。

「わたしにふれてください」

詩 Phyllis K.Davis    訳 三砂ちづる 

もしわたしがあなたの赤ちゃんならどうぞ、わたしにふれてください

今までわたしが知らなかったやさしさをあなたからもらいたい

おふろにいれてください おむつを替えてください  

おっぱいをください  ぎゅっとだきしめてください 

ほおにキスしてください わたしの体をあたためてください

あなたのやさしさとあなたのくれる快楽が わたしに安心と愛を伝えてくれるのです

もしわたしがあなたのこどもなら  どうぞ、わたしにふれてください

いやがるかもしれないし、拒否するかもしれないけど、何度もそうしてください

わたしがどうしていやがるのかわかってほしいから

おやすみなさい、とだきしめるあなたの腕がわたしの夜を甘くしてくれる

昼間にみせてくれるあなたのやさしさが  あなたの感じる真実を伝えてくれる

もしわたしがあなたの思春期のこどもなら  どうぞ、わたしにふれてください

もう大きくなったんだから、なんていわないでください

あなたがわたしにふれるのをためらうなんて思いたくはない

あなたのやさしい腕が必要です  あなたのおだやかな声を聴きたいのです

人生は困難なもの、とわかった今、わたしの中の小さなこどもがあなたを必要とするのです

もしわたしがあなたの友達なら  どうぞ、わたしにふれてください

あなたがだきしめてくれると、わたしはあなたにとって大切な人だとわかるから

あなたのやさしさが、おちこんでいるわたしも、かけがえのない存在であることを思い出させてくれるから

そしてひとりではない。と思いだせさせてくれるから

わたしにやすらぎをくれるあなたのありよう、それだけがわたしが信じられるもの

もしわたしがあなたの愛の相手なら  どうぞ、わたしにふれてください

あなたは、情熱さえあれば、十分だと思うかもしれない  でも、あなたの腕だけが、私のおそれをとかしてくれる

あなたのやさしくおだやかな指先をください

あなたにふれられて、わたしは愛されているということを思いだすことができる

わたしは、わたしなのだ、ということを  思いだすことができる

もしわたしがあなたの大きくなった息子なら  どうぞ、わたしにふれてください

わたしには、抱きしめるべきわたしの家族はもういるのだけど  それでも、傷ついたときには、おかあさんとおとうさんに抱きしめてほしい

おとうさん、あなたといるとすべてがちがってみえる

わたしが、大切なわたし、であると  思いだすことができる

もしわたしがあなたの年老いた父親なら  どうぞ、わたしにふれてください

あなたが小さかったときに  わたしがあなたにふれたと同じように

わたしの手をにぎり、わたしのそばにすわって、わたしを力づけてください

わたしの疲れた体によりそい、あたためてください

わたしは随分しわくちゃになってしまったけれど、あなたのやさしさに力づけられる

どうぞ、何もおそれないで

ただ、わたしにふれてください

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